陰部ヘルペス

コンドームのご購入は通販で。感染予防に最適。

陰部ヘルペスは別名性器ヘルペスとも呼ばれています。感染経路は大多数が性交によるものですが、希にキスや接触感染もみとめられます。
症状は感染後1週間くらいで陰部にかゆみと痛みをともなった小さな水泡が出来ます。
病原体は単純ヘルペスウイルスが感染して発症します。陰部に出来たものを陰部ヘルペスといい、口腔周辺に出来たものを口唇ヘルペスと言います。単純ヘルペスウイルス(HSV)は1型と2型があり、1型が口唇、2型が陰部と思われていましたが陰部においてはどちらの型でも起きることが分かってきました。
HSV1型は唾液により感染しますが、成人の80%近くは抗体をもっています。HSV2型は成人の20%が抗体を有しています。
陰部ヘルペスは外部からの初感染と潜伏ウイルスの再活性化のふたつが発症の原因になります。初感染では感染後1週間で、外陰部にかゆみや痛みをともなった小さな水泡ができます。
水泡はまもなく破れて、浅い潰瘍を残しますが2〜4週間程度で自然に治癒します。しかし、治癒後も月経や性交など刺激が誘因となって再発を繰返すことが多いようです。
再発疹の場合外陰部のほか、臀部、太腿にも生じることがあります。
男性は包皮・亀頭、女性の場合は陰唇・膣前庭・子宮頚部に発症します。アナルセックスなどしている場合は肛門や直腸にも出ます。
なお、女性のHSV初感染には急性型があり、炎症の症状が激しいため激痛をともなう場合があります。
産道感染などによる新生児のヘルペスウイルス感染症はウイルスが細胞から細胞へと感染するため、母体からの移行抗体が効果をもたず、予防も困難なため、しばしばシビアな病態を示し、致命的になることがあります。
治療にはアシクロビルやAra-Aの薬剤が使用されます。また、再発を予防するためにはアシクロビルの少量連続投与が研究検討されています。

ご注意! ここでの説明は一般的知識の範囲になっています。典型的な症例や治療法の説明にすぎません。内容は充分チェックしていますが、くれぐれも参考情報にとどめてください。素人判断・素人療法は絶対に避けることをお勧めします。とくに、現実に症状などを自覚した時は、専門医の診断を受けられることを、強くお勧めします。
お願い! 解説内容については確認作業を充分注意して行っておりますが、時間経過による間違いや言い回しの不手際など、お気づきになられた方はぜひご一報いただけると助かります。


Back さまざまなSTDトップ Next

HOME 病気まめ辞典とは STDとは さまざまなSTD

Copyright(C) 1999-2003 CBR